週刊登仙堂 第四十四号 捨て印

お久しぶりです。登仙堂です。

今日は捨て印のお話。

契約書類などの隅っこに押してありますよね。
あれにはいったいどのような意味があるのでしょうか。

捨て印は、試し押しでもなければ風習でもありません。
そもそも押す義務もありません。


押した書類に関して、ある程度修正しても構わないよ。
 

と言う意味を持ちます。


それだと 契約書の意味がないのでは?
そうです。
全てを修正(訂正)できるわけではありません。

・表記を統一する為の訂正
・漢字などの書き間違いの訂正

このような時に、わざわざその訂正に出向く手間を省くために使います。

でも、全てでないとは言っても書面の訂正を容認しているわけですから、私は押したくないなあ。捨て印。


皆様も、印鑑を押すときは、本当に押しても良いのかゆっくり考えてみてくださいね。

 天野えむ